日本ルーテル神学校
ルーテル学院大学
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キャンパスの場所
Tokyo, 日本国
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学習フォーマット
校内で
間隔
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ペース
フルタイム
授業料
JPY 1,080,000 / per year
申請期限
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最も早い開始日
Apr 2024
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序章
日本ルーテル神学校
人間解放の福音を伝える伝道者、魂の癒しをもたらす牧会者
経済も科学技術もすばらしく発達したのに、人間一人ひとりが幸せになったとは実感できない世の中です。むしろ、人の和が弱まり、心を病む人が増え、生きる目的が見えにくくなっています。愛が冷め、希望が不確かになってきています。宗教さえも胡散臭い眼で見られる時代です。だからこそ、人間を深く見つめ、しかも絶対者である神さまの前で、その光の中で見直し、真の人間性を取り戻すための神の言葉を聴いていきたいのです。人間を蝕む罪から解放し、魂にみずみずしい喜びを回復できるように、この世界に愛と慈しみ、正義と平和が増し加わるように、祈る人、語り働く人が必要です。神学校はそのための牧師養成を行います。
宗教改革の伝統に堅く立って
宗教改革者マルティン・ルター(ルーテル)の信仰と神学の流れを汲むルーテル教会の伝道者・牧会者を養成するために、1909(明治42)年に創立されました。宗教改革のスローガン「信仰のみ、恵みのみ、聖書のみ」が神学校のモットーです。聖書を原語であるへブル語、ギリシャ語で深く学び、堅実な福音主義神学に立ち、教会の現場でしっかりと役に立つ実践力を養うことを目指します。
多彩な神学生たち
本学にはルーテル学院大学キリスト教学科から進学してくる若者だけではなく、他大学からまっすぐに神学校にくる人、さまざまな社会人経験を経て第二の人生を求めて転進してくる幅広い年齢層の人たちがいます。男性も女性も、独身も既婚者も、いろいろな背景と条件の人たちが4年制の神学校で学んでいます。
日本ルーテル神学校とはこんな学校です
来年創立100年の長い伝統をもつ神学校。4年制大学(ルーテル学院大学・神学科)と最初の 2年間は並行、さらにその上に2年間、専門職としての牧師・伝道者になるための仕上げの訓練を受ける教育機関です。制度上は各種学校になりますが、そこでの学問レベルは修士課程と同等であるよう努めていますし、現に本校の卒業生は海外に留学する際は、アメリカでいうM.Div.(マスター・オブ・ディヴィニティ、神学修士)修了と同等とみなされて博士課程に進むことができます。
学校の概要
設立母体は、キリスト教プロテスタントの源流であるルター(ルーテル)派教会、日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教団です。両教会がその教会で働く牧師・伝道者の養成のために始めた塾のような形での神学教育がその起こりです。今は、学校法人ルーテル学院が経営するルーテル学院大学とともに、緑豊かな武蔵野の一角で、教会の霊的指導者としての信仰と学問と専門技術とを身につける4年間の一貫教育です。
七千坪の校地・文化勲章受賞の村野藤吾氏設計の校舎・共同生活を営む寮などは大学と共用です。
2014年度の在学生は現在14名(全員男性)。校長は石居基夫教授(学部教授と兼務)です。
教育内容
学部レベルに相当する基礎的な神学教育2年を了えてからさらに2年、この2年では、より実践的な訓練とより高度な神学の学び、学問と実践の総合とが目指されます。
34単位分の科目を履修し、そのほかに卒業論文(修士論文レベル)と宣教研修(7ヶ月)が課されます。
具体的には、聖書学と説教学の総合としての説教学演習では、まず原語(ギリシャ語、ヘブル語)の聖書本文からの釈義をし、実際の教会の礼拝で説教し、牧師も交えて厳しく振り返ります。
2年次の秋には、10週間にわたって臨床牧会教育(CPE)を病院などで専門家の指導のもとに受け、牧会者・伝道者にふさわしい人格の形成と、他者への援助の実際を体験的に学びます。
3年次の7月半ばから翌年2月半ばまでの7カ月間は、全国各地にある教会のひとつに身を置き、その教会でじっくりと宣教研修を受けます。牧師また信徒たちからの指導とアドバイスを受けながらの実地訓練です。
そのほか、神学総合演習をはじめとする神学諸分野の教科を学ぶのは言うまでもありません。仕上げの最もたるものに、1年半かけてじっくり指導を受けながら自ら取り組んだテーマを研究してまとめる卒業論文があります。
礼拝・信仰訓練
しかし、何と言っても神学校です。学校生活の中心は毎日の礼拝であり、朝夕の祈りです。共同体の中で、福音宣教に生涯身を捧げる訓練を受けつつ、キリストへの信仰を深めていくのです。
1.入学・編入学の受験資格と定員
1年次入学 定員:10名
- 大学を卒業した者(見込みを含む)
- 受洗後3年以上の教会生活をしている者で、日本福音ルーテル教会あるいは日本ルーテル教団の牧師および教会の推薦がある者
2年次編入学 定員:若干名
- 上記に加え、他神学教育機関で一定の単位を履修している者(詳細は個別に相談)
2.試験
<1年次入学>
聖書、信仰経歴を含む自らの召命に関する小論文(出願時に提出)、面接
※聖書の試験は、聖書知識について行なう
<2年次編入学>
聖書、英語、選択科目、信仰経歴を含む自らの召命に関する小論文(出願時に提出)、面接
※聖書の試験は、旧新約緒論について行なう
※選択科目は、教会史、教義学、キリスト教倫理の中から志願者が前もって選択する1科目
3.応募手続き
(1)必要書類
- 入学願書
- 履歴書(学歴、職歴)
- 最終出身学校の成績証明書
- 信仰経歴を含む自らの召命に関する小論文(A4版1頁1,200字×5枚程度)
- 所属教会の牧師および役員会による推薦書(推薦者が厳封のこと)
- ※母教会から離れた地で現在教会生活を送っている者は、その教会の牧師の推薦書を合わせて2通提出すること。
- 宛名用紙ラベル2枚(本人の連絡先を明記したもの)
- 振込金受取書のコピー
※1、2、5、6は本学指定の書式に従う。
(2)願書提出期間
- 2017年1月10日(火)~1月17日(火)
- 郵送の場合 当日消印有効
- 持参の場合 2017年1月10日(火)~1月17日(火)
- 9時~16時30分のみ受付
※但し、平日11時45分~12時45分(昼休)と、土日の受付はしておりません
(3)提出先
日本ルーテル神学校 入試事務局(トリニティホール1F 総合オフィス)
(4)入学検定料
35,000円(銀行振込)
振込先 みずほ銀行 三鷹支店 普通預金口座 0818834
口座名義 学校法人ルーテル学院
(振込金受取書を領収書にかえる)
※但し、入学検定料はルーテル学院大学卒業生および、在学生(卒業見込みの者)は免除する。
4.試験日・発表日および入学手続き
(1)試験日
2017年2月13日(月) 学科試験 於:本学
<1年次入学>
13:00~13:50 聖書(聖書知識)
<2年次編入学>
13:00~13:50 聖書(旧新約緒論)
14:05~14:55 英語
15:10~16:00 選択科目(教会史、教義学、キリスト教倫理)
2017年2月14日(火) 面接試験 於:本学
10:00~ 受験生全員
※面接開始時間は、受験生数によって早まることもありますので受験票で確認して下さい。
(2)合格発表
2017年2月14日(火) 午後3時(トリニティホール1階 神学校掲示板)
※合否の通知及び入学手続き書類は、翌日15日に速達で発送。
(3)入学手続き期間
2017年2月17日(金)~2月27日(月) 当日消印有効
5.学生納付金等
(1)学生納付金は以下の通り。
入学金 100,000円(入学時) 授業料 800,000円(年間)
設備費 80,000円(年間) 施設費 100,000円(入学時)
合計 1,080,000円
※この他、学生会費(4年間分)10,000円及び在学中の災害傷害保険料として一年あたり530円が必要。詳細は入学手続き時に連絡。
(2)ルーテル学院大学卒業生および卒業見込みの者、並びに在学生は入学金を免除する。
(3)大学の科目を履修する者は、大学にとっては科目等履修生として扱われ、その聴講料は免除する。但し、教会音楽実技、コンピュータ関連科目等の指導費、さらに海外研修等特別なプログラムに要する費用は履修登録等により、別途徴収する。
(4)学生会費については編入学年に応じて生ずる返金分が入学後に返金される。
(5)入学試験合格者で、学生納付金納入後に入学辞退を願い出る者は、2017年3月31日17時までに入試事務局に連絡の上、必要な手続きをして下さい。手続き後、入学金を除く学生納付金及び手続書類を返還いたします。
6.教会奨学金(日本福音ルーテル教会・日本ルーテル教団)
(1)日本福音ルーテル教会の神学校教育委員会によって入学した4月にその教会の教職志願神学生と認定され、奨学金の貸与が決定されたら、年間120万円を上限に入学金を除く学生納付金、入寮費・寮費のために奨学金を申請に基づき貸与される。第Ⅱ期(3-4年次)には食費年36万円も貸与される。ただし、第Ⅱ期に貸与された奨学金(食費を除く)は、教職としての在職年数に応じて返還が免除され、在職15年以上の場合全額免除となる。なお、この教会奨学金受給を申請する予定者で上記5-(1)の学生納付金の内、入学金を除く学生納付金の納入が出来ない者は上記4-(3)の入学手続期間中に「学生納付金延納・分納願」を所定の様式により提出することとする。
(2)日本ルーテル教団の神学教育委員会によってその教団の教職志願神学生として認められた場合、神学校の学費、寮費、食費相当額の奨学金が支給される。
7.学生寮
(1)JELC神学生(男女)、NRK女子神学生は、神学生寮[ルター寮(男子寮)、マルガレータハウス(女子寮)]に入ることが原則となっている。特別の事情がある場合、JELC神学教育委員会に申し出ること。
(2)NRK男子神学生はNRK神学校教育委員会の指導のもとにルターハウス(府中市)に入る(ただし、2017年前期はルター寮に入寮)。